■「GROOVE COASTER ZERO」(iTunesプレビューリンク)
縦横無尽に伸びているラインをアバターが進んでいき、ライン上のターゲットと重なった瞬間にタップ! |
【プロモーションムービー】
■メジャー楽曲を多数ラインナップで新たなグルーヴへ! 無料収録曲もたっぷり20曲以上!!
多ジャンルの曲が楽しめるのが今作最大のポイント。無料で楽しめる曲もフルボリュームに入っている |
■“レコメンド機能”で配信曲をお試しプレイ可能! 前作ユーザーはレア楽曲がもらえる!
■「ポリリズム」と「SPACE INVADERS 2003」をプレイ! リズムもゆらぎも、グルーヴを全身で楽しむ
鳥の姿のアバターを使っていることも大きいが、まるでデジタルな世界をどこまでも飛んでいくような疾走感がある |
■ゲームデザイナー石田氏にインタビュー! 「無料なのでまずは触ってみてもらいたい」
ゲームデザイナーの石田礼輔氏。「スペースインベーダー インフィニティジーン」、「GROOVE COASTER」、そして今作の「GROOVE COASTER ZERO」を手がけるゲームデザイナーだ |
――今作ではメジャーなJ-POPの曲が多数配信されるんですね
ゲームデザイナー石田礼輔氏:前作だとタイトーのサウンドチーム「ZUNTATA」の曲が中心だったのですが、今作ではそれもありつつ、J-POPの有名な曲も入れています。それをきっかけにライトな人にも遊んでもらえたら嬉しいですね。
――無料曲だけでも20曲以上というのはすごいですね。これだけでもフルサイズなボリュームに思えます
石田氏:有料の配信曲よりも多いぐらいで。前作も250円という価格の中にたっぷりと曲数を入れたのですが、今作は無料になったのにさらに多く無料曲が入りました。「F2Pであって体験版ではない」というのが大きくて、「損はしないので遊んでみてね」と言えるぐらいに詰め込んでます。「無料でお腹いっぱいにします、腹ぺこでは帰しません!」という感じで。さらに配信曲というデザートも用意しています。
――(「ポリリズム」をプレイしながら)曲の再現度がすごく高いですね。このタップの流し方もいい感じですね
石田氏:やっぱり有名曲は曲を知っているというのが大きいですよね。曲の個性をすごく重視していて、開発中には「この曲はこういう演出が合うよね」とか「この曲のステージにはこういう仕掛けを入れたい」というのがたくさん出てきます。スタッフ一同そのあたりには苦労しながらも完成した時に達成感もあって。楽しみながら作っていますね。
――曲と操作がシンクロしていて没頭できますね。では次は……「SPACE INVADERS 2003」をプレイしてみます石田氏:曲を楽しみながら「当時のスペースインベーダーの興奮を再現する」というのがテーマのひとつになっています。これは今難易度イージーでプレイしてもらっていますが、ハードになるとショットを撃つっていう感覚がたくさん入ってきます。このゲームは基本的にはハードが1番凝っていて楽しいというのがあって。ゲームに慣れると共に難易度をアップしていってもらえれば、どんどん面白い作りが出てくるのを楽しんでもらえます。
――「スペースインベーダー インフィニティジーン」、「GROOVE COASTER」、そして今作の「GROOVE COASTER ZERO」と独特なセンスを感じさせるタイトルを作られていますが、どういったコンセプトで作っているのでしょう?
石田氏:「スペースインベーダー インフィニティジーン」でワイヤーフレームを基本にした映像表現をしたのですが、「GROOVE COASTER」ではそれを踏襲しつつも、生き物とか花とかの有機物を入れたいというのがありました。それでいて、イメージを固めすぎずにいろんな受け取り方のできる表現にとどめていますね。具体的に描きすぎると、その見え方のイメージに縛られてしまうので。人それぞれにいろんなものを連想してもらえるような表現です。
ワイヤーフレームとポリゴン感そのままなグラフィックスがソリッドでとにかくかっこいい |
――ワイヤーフレームやテクスチャ無しのいわゆる生ポリゴンで映像を作っていますが、それがむしろソリッドでかっこいいですよね。自分も実は生ポリゴンの映像ってすごく好きなんです
石田氏:「スペースインベーダー インフィニティジーン」の時には、まずインベーダーのビジュアルが中心だったので、それに合う映像表現はなんだろうというところから、ワイヤーフレームを基本にしたんです。他にない手法を使いたいというのもありましたね。
――ワイヤーフレームに生ポリゴンが加わったぐらいの表現ってすごくサイバーな匂いがあってかっこいいですよね。独特なセンスの出せる表現だと思います。
石田氏:最新技術を使ったリッチなグラフィックスはもちろん良さがありますが、どんなに最新のものでも時代が進むと技術的には古くなっていきますよね。それが、ワイヤーフレームと生ポリゴンだと、素材そのままの状態なので古くならないと思うんです。もう確立されているというか。レトロなのは間違いないですが、未来にプレイしてもらっても「この表現は狙ってやっているんだ」とわかってもらえるんじゃないかなと。
――変な言い方ですけど、生ポリゴンは負けないですよね(笑)。
石田氏:負けないです(笑)。これはもうこういうものなのでと思ってもらえるかなと。iOS機種をお持ちの方はぜひ触ってみてもらいたいです。
――今作ももちろんですが、今後も楽しみにしております。今日はありがとうございました。
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