【節目となる第15回目のアワード 263エントリーの中より受賞商品を決定】審査委員長を務めるリリー・フランキー氏とフリーアナウンサー富永美樹氏により、最終審査会が開催され、応募エントリー数、263エントリー(362本)の中から各賞を決定いたしました。最優秀賞には、日本コカ・コーラ株式会社の『い・ろ・は・す グラススパークリングウォーター』を選出。選出理由は「ガラスびんに描かれた波紋のレリーフがとても美しい。手に持ってもオシャレでテーブルに置いても映える。PETボトルのイメージが強いブランドながら、炭酸水に耐えうる強度を持たせたガラスびんで中味を美味しそうに見せる工夫が施された商品」という点が高く評価されました。
【時代のトレンドを映しだす、ガラスびんアワード】ガラスびんアワードは時代のトレンド、趣向性が投影された商品が毎年数多く集まってきます。今年も260を超す数多くのエントリーをいただき、デザイン性、機能性、環境性、オリジナリティなど、時代を映し出すガラスびんが様々な魅力を競い合いました。高度な加飾技術により、グラフィカルな表現の幅が一段と広がる中、今回は透明感のあるガラスびん本来の美しさにより、中味をストレートにアピールする商品が際立ち、新鮮な傾向として選考されました。<ガラスびんアワードについて>ガラスびんアワードは「ガラスびんは優れた保存容器である」という視点から、時代の潮流、消費者のライフスタイルの変化を捉え、世の中のトレンドをガラスびんを通じて表現する“場”や“機会”として開催しており、社会的にも意義の大きい取組みと考えております。当アワードを通じて、ガラスびんの持つ優位性や特性を時流とマッチさせながら進化を求め、広く社会へ発信し、改めてガラスびんの持つ魅力を伝えてまいりたいと考えております。
【最優秀賞】日本コカ・コーラ株式会社「い・ろ・は・す グラススパークリングウォーター」
<受賞理由>「ガラスびんに描かれた波紋のレリーフがとても美しい。手に持ってもオシャレでテーブルに置いても映える。PETボトルのイメージが強いブランドながら、炭酸水に耐えうる強度を持たせたガラスびんで中味を美味しそうに見せる工夫が施された商品」という点が評価され、最優秀賞に選出されました。
【優秀賞】サントリー食品インターナショナル株式会社「わつなぎ」
<受賞理由>「肩がなくすっと伸びたガラスびんのスタイリッシュなフォルムが美しく綺麗。シリーズで並んでいるだけでキッチン映えする。高級感を漂わせるガラスびんが、こだわりを持って作られた上質なプレミアムシロップをアピールしている商品」という点が評価され、優秀賞に選出されました。
【優秀賞】有限会社 佐多宗二商店「cangoxina(カンゴシナ)」
<受賞理由>「透明感のあるすっきりしたフォルムでありながら、注ぎ口が変則的にセンターにないことにオリジナリティが感じられ、ガラスびんが本来持っている力強さが伝わってくる。飲み終わった後も取っておきたくなる商品」という点が評価され、優秀賞に選出されました。【機能・環境賞】有限会社 八幡屋礒五郎「七味唐からし 一味唐からし 山椒七味 粉山椒 拉麺七味 伊太利庵七味 どんぶり七味」
<受賞理由>「缶製品のデザインに近づけた形状のガラスびんに仕上げられ、より密封性を求めるニーズに応えている。また従来びんより細く軽くなり使いやすさにも配慮。シリーズそれぞれのデザインも可愛い商品」という点が評価され、機能・環境賞に選出されました。
【リリー・フランキー賞】大正製薬株式会社「リポビタンD クリスマスボトル2018」
<受賞理由>「クリスマスをイメージした可愛いサンタクロースとスノーマンのイラストが描かれていて、プレゼントとして貰っても嬉しい。栄養ドリンクを飲んだことのない人たちにも親しみやすい商品」という点が評価され、リリー・フランキー賞に選出されました。
【富永美樹賞】上妻酒造株式会社「南泉 軌跡(種子島宇宙センター打上げ50周年記念)」
<受賞理由>「ロケットが地球の空から宇宙空間へと打ち上げられていく様子が、グラデーション塗装のガラスびんの中に神秘的に美しく表現されている。宇宙麹を使ったというワクワクするような夢のある商品」という点が評価され、富永美樹賞に選出されました。
【日本ガラスびん協会特別賞】サントリースピリッツ株式会社「こだわり酒場のレモンサワーの素」
<受賞理由>炭酸水で割るだけで手軽に本格的なレモンサワーを味わえる「こだわり酒場のレモンサワーの素」。家にいながら居酒屋の味わいと雰囲気を楽しむことができるガラスびん入り商品ということで話題となり、ガラスびんの需要創造に貢献いただいたこと、さらに日頃のガラスびんへのご愛顧に感謝を込め、日本ガラスびん協会特別賞に選定させていただきました。
【日本ガラスびん協会特別賞】株式会社 明治屋「マイシロップ」
<受賞理由>かき氷のスタイルが進化する中、発売以来90年にわたり、ガラスびん入りの定番かき氷シロップとして愛され続けている「マイシロップ」。カラフルな中味を際立たせる透明感と優れた保存性を兼ね備えたガラスびんは、「マイシロップ」の象徴ともいうべき存在になっています。長きにわたるガラスびんへのご愛顧に感謝し、日本ガラスびん協会特別賞に選定させていただきました。
■講評
<審査委員長 リリー・フランキー氏>今回は、今まで他素材を使っていた容器がガラスびんになるという状況が見られました。これは、中味はもとより健康や環境のことを考えたならば、やはり清潔で密封性が高いガラスびんに戻らざるを得ないということだと思います。また、ガラスびん本来の透明感や形状について、美しく綺麗なものが際立っていたように感じました。どうもありがとうございました。
<審査委員 富永美樹氏>私たちは便利さや手軽さについ流されてきましたが、資源は無限ではないということにも気づき始めています。今回あらためて、環境に配慮したガラスびんの力を信じたいと思いました。また高級なものがびんに入っていると嬉しいのですが、普段手にするものもびんに入っているともっと嬉しいです。今後、更なる可能性に期待しています。ありがとうございました。
【参考出品商品について】今回のガラスびんアワードにおいて、青山ファーマーズマーケットと日本ガラスびん協会が共同で立ち上げた新ブランド 「TOKYO BINZUMECLUB」を参考出品商品としてエントリーしましたので、ご紹介させていただきます。
<TOKYO BINZUME CLUBについて>日本全国の農家さんの旬の素材と想いをガラスびんに詰めて、商品化していくブランド。まだ食べられる美味しいものが、人の手に届かず、畑の中で収穫を逸しています。社会問題になっているフードロスがここでも起きています。ロスとなる旬の素材を活用し、安心・安全で環境にやさしいガラスびんを使用。農家さんと長年共に歩んできた青山ファーマーズマーケット。全国各地のこだわりある農家さん。食材をより進化させる著名なシェフ。美味しさと新鮮さを守るガラスびん。この4者が手を取り合い、本当に良いものをお届けしていくブランドとして、誕生したのが 「TOKYO BINZUMECLUB」です。