年末年始の帰省は、親に孫を会わせられる貴重な機会。
ですが、子連れで出かけるための準備が大変だったり、費用がかさんだりと、うれしいことばかりではありません。
電車や飛行機などの公共交通機関を使って帰省する場合、帰省先での移動手段は実家の車に頼る方も多いです。
そんなとき、用意しなくてはならないチャイルドシートを無料でレンタルすることで、帰省費用を節約できます。
チャイルドシートを無料で借りる方法
交通安全協会では、チャイルドシートやベビーシートを無料で貸し出しています。
交通安全協会は運転免許更新のときに加入してそれっきりという方が大半かと思いますが、子連れ家族にうれしいサービスを行っているので利用しない手はありません。
実家のご両親や親族の方が交通安全協会に加入していれば、チャイルドシートの無料レンタルを利用できます。
ただし、全国47都道府県すべての交通安全協会が行っているサービスではないので、実家の地域で無料レンタルが行われているかどうかを確認してください。
地域によっては、利用後のクリーニング代は利用者が負担するところもあります。
たとえば茨城県交通安全協会では、クリーニング代1,000円の負担をすることとなっています。
≪画像元:茨城県交通安全協会「チャイルドシート貸出制度(pdf)」≫チャイルドシートを無料で借りた場合の節約効果
通常のレンタルで、チャイルドシートがいくらで借りられるのかを見ていきます。
1. DMMいろいろレンタル
チャイルドシートだけでなく、日常のさまざまなものを扱っているDMMいろいろレンタル。
大手レンタル会社の代表として、レンタル料金を見てみました。
チャイルドシート・ベビーシートの貸し出しは、1か月契約のものが多いです。
長期でレンタルすると月額料金が安くなる仕組みですが、今回は帰省で短期の利用を想定しているので1か月の料金を比較します。
レンタル商品例:マキシコシ≪画像元:DMM.com≫
2. Babyrenta
「チャイルドシート
安いレンタル会社の代表として料金を見てみましょう。
こちらは1週間からレンタルできます。
帰省時に利用すると考えると、短期で契約できるのは使い勝手がよいです。
レンタル商品例:コッコロ EG UX コンビ<1週間レンタル<2,380円(別途往復送料1,800円)
≪画像元:ベビレンタ≫このように、レンタル会社でチャイルドシートをレンタルすると、約4,000円~5,000円の費用がかかります。
チャイルドシートは大きさがあってかさばるので、送料もしっかり計算にいれておく必要があると感じました。
ちなみに上記の送料はどちらも関東への配送の場合なので、利用する地域によってはさらに送料がかかることがあります。
自動車安全協会でチャイルドシートを借りる場合は、事務所のある警察署に直接行って貸し出し手続きをするので、送料がかかりません。
チャイルドシートを交通安全協会でレンタルするときの注意点
費用の面でかなり助かる交通安全協会のチャイルドシート無料貸し出しですが、利用するときに気をつけたいことがあります。
私の失敗談も踏まえて、3つの注意点をお伝えします。
1. 予約必須、手配は早めにすませよう
基本的にレンタルは予約が必要です。
交通安全協会はレンタルを主な業務としているわけではないので、貸出可能台数に限りがあります。
何台分のチャイルドシートを用意してあるかは地域によって異なるので、借りることを検討する場合は早めに問い合わせてください。
私の実家がある地域の交通安全協会に問い合わせたときは、レンタルを行っているチャイルドシートの台数は3台と言っていました。
2. スケジュールに注意
交通安全協会は年末年始が休みです。
休みの期間は警察署に出向いてのチャイルドシートの受け取りができません。
帰省のスケジュールが交通安全協会の休みと重なる場合は、前もって実家の親や親族の方に借りておいてもらう必要があります。
3. 実家との連携をしっかりとる
交通安全協会の無料貸し出しを利用する場合、その地域に住んでいる協会員が借りることになります。
つまり実家に帰省する間の利用でレンタルする場合は、実家の親や親族の方が借り主です。
手続きをしてもらうことの連絡をしっかりとっておきましょう。
実は、私が帰省するときに交通安全協会のチャイルドシートレンタルを予約したにもかかわらず、借りられなかったことがありました。
帰省と交通安全協会の年末年始の休みが同じスケジュールだったので、事前の受け取りを父にお願いしました。
しかし、その受け取りを父が忘れてしまったのです。
前日に再度お願いをしてリマインドをするなど、連携をしっかりとってください。
子どもの安全を守りながら、お得で楽しい帰省
せっかくの帰省ですから、みんなが安全に楽しく過ごしたいです。
子どもの身を守るために必須のチャイルドシートを、無料貸し出しで用意できれば、安全と節約の両立ができます。(執筆者:福島 怜実)