アウディ「e-tron」やメルセデス・ベンツ「EQC」などが登場し、高級SUVの世界でも電動化が進んでいます。そんななか2021昨年11月に、BMWの新型電気自動車である「iX」が日本に上陸しました。早速、モータージャーナリストの藤野太一氏が、BMWが標榜する「駆けぬける歓び」が電気自動車でも味わえるのかを試してみました。そこで体感した電気自動車における「駆けぬける歓び」とは?
クルマだけでなく製造段階から環境に配慮している「iX」
<2013年には、BMWグループとして初の電気自動車(BEV)である「i3」やプラグインハイブリッドスポーツカーの「i8」といったBMW iシリーズを発売。その生産工場の電力を風力発電など自然エネルギーで賄うなど、カーボンニュートラルへいち早く取り組んできた経緯がある。
●ボディサイズは「X6」とほぼ同じ
疑似サウンドで楽しむ「iX」の走りっぷりとはいかに?
「xDrive50」は、4輪アダプティブ・エア・サスペンションを標準装備しており、試乗車はオプションの22インチ大径タイヤを装着していたが、ゴツゴツとした突き上げなど、まったく硬さを感じさせることはなかった。
●擬似エンジン音やスピーカーなどの“音”に驚かされた
●BMW iX xDrive50ビー・エム・ダブリューiX xDrive50・車両価格(消費税込):1163万6364円・全長:4955mm・全幅:1965mm・全高:1695mm・ホイールベース:3000mm・車両重量:2530kg・駆動方式:4輪駆動・電気モーター:交流同期電動機・定格出力:(前)70kW、(後)95kW・最高出力:(前)190kW(258ps)、(後)230kW(313ps)・最大トルク:(前)365Nm、(後)400Nm・システムトータル最高出力:385kW(523ps)・システムトータル最大トルク:765Nm・駆動用バッテリー:リチウムイオン電池・総電力量:111.5kWh・0-100km/h:4.6秒・最高速度:200km/h・交流電力量消費率(WLTC):190Wh/km・ラゲッジ容量:500-1750L・1充電走行距離(WLTC):650km・サスペンション:(前)ダブルウィッシュボーン式、(後)マルチリンク式・ブレーキ:(前)ベンチレーテッド・ディスク、(後)ベンチレーテッド・ディスク・タイヤ:(前)255/50R21、(後)255/50R21・ホイール:(前)9.0Jx21、(後)9.0Jx21