最後にゼリー菓子を食べたのはいつだろうか?
ゼリーじゃなくて「ゼリー菓子」。ゼリーは好きだけど、「ゼリー菓子」は歯がムズかゆくなるぐらい砂糖をたっぷりまぶしたものってイメージが強くて、大人になってから食べた記憶がほとんどない筆者です。
周りにも ゼリー菓子について聞いてみると(まずピンとこない人が大半で)、
とまぁ仏壇スイーツ(仏壇にお供えされてそうなお菓子)、というイメージが定着している模様。
ところが最近、「職場の人にもらったゼリー菓子専門店のゼリー菓子がめちゃくちゃ美味しい!」「食べるとヨーロッパの貴族令嬢になれる!」という噂を耳にしたので、貴族令嬢になりたくて取り寄せてみました。
それはデパートで見かけたことのあるお店でした。
さいたま発祥のフルーツゼリー『彩果の宝石』
『彩果の宝石(さいかのほうせき)』は、埼玉県さいたま市に本社工場を構える株式会社トミゼンフーヅさんの看板商品です。主に全国の三越、伊勢丹などの百貨店にある直営店で販売中。
見たことはあっても食べたことはないって人が多いのでは?おばあちゃんが買うものだと思っている人が多いのでは?(筆者も)
では、早速届いたサンプルを開けてみましょう。
バラエティギフト 15種類81個入り/3,240円(税込)
個包装のゼリーがぎっっっしり!!!
全部で15種類(りんご、ぶどう、マスカット、パイン、レモン、あんず、ラズベリー、いちご、オレンジ、もも、ビクトリア苺、グレープフルーツ、青うめ、赤うめ、プルーン)、合計81個のゼリーがひしめき合っています。
並べてみました。
いと、美し……!
まさに宝石の名に相応しい、気品あふれる佇まい。この彩り鮮やかな見た目をだけでもうキュンキュンしますね。口にするのが何とも勿体ない感じですが、いただきます。
リアルな果実感!
この小さな宝石に濃厚な果汁と果肉がたっぷり凝縮されています。味が濃い!ゼリーよりもしっかりした歯ごたえがあり、グミよりは柔らかい絶妙な食感。ゼリー菓子なので基本的には甘いのですが、それが思ったよりくどくなく、甘さより果物のジューシーな爽やかさが上回っています。
ゼリー菓子ってこんなに美味しかったっけ!?
衝撃を受けたので、トミゼンフーヅさんに聞いてみました。
――全部で何種類あるんでしょうか?
「フルーツ型が29種類、ハーブ型が3種類、花ゼリーは6種類、国産果実で作ったプレミアムゼリーが7種類、全部で45種類のゼリーを製造しています。果物本来の風味をいかすことを心がけており、日本を含む世界各国の気候のもとで美味しく育った果物を取り寄せ、旨味が豊富な果汁と果肉を厳選して使用しています。」
――好評な味は?
「あんずやいちご、ももですね。個人的には青うめがおすすめです。」
おすすめの「青うめ」は、和を感じさせる爽やかな酸味があります。
甘酸っぱい「赤うめ」はシソ入り。
▲苺は2種類あり、左が「いちご」右が「ビクトリア苺」
花ゼリー6個入り/648円(税込)
見てくださいよ、このラグジュアリーなお姿!
繊細な花弁の形、グラデーションのかかった透明感のある色、朝露のような砂糖の煌めき……。合計6種類(赤/ラズベリー、ピンク/もも、黄色/レモン、オレンジ/あんず、緑/青うめ、青/ヨーグルト)のバラの花が、宝石のような輝きを放っています。味はフルーツ型と同じですが青バラは花ゼリー限定のヨーグルト味。
どれも見た目よろしく、上品な味わいです。
なんなのこのゼリー菓子、貴族なの……?
リーフレットによると、
やはり、と。これはヨーロッパ貴族の味だったのかと。マリー・アントワネットがティータイムに食べていたのかと。
なるほど、どうりで食べると優雅な時間が流れるわけです。
ハーブ缶/864円(税込)
3種類のハーブ(赤/ローズヒップ、黄/カモミール、緑/ミント)が17個と花ゼリーが2つ入っています。ローズヒップの爽やかな酸味やすーっとしたミントの清涼感。フルーツ型より甘さも控えめで、ハーブの香りが際立ちます。大人向け!
こちらも薫り高いお紅茶と頂きたい感じです。
柑橘シリーズ16個入り/756円(税込)
オレンジ、グレープフルーツ、レモン、ポンカンの4種類で16個入り。この他にも、トロピカルシリーズやベリーシリーズ、実シリーズなどがあり、同じジャンルで食べ比べが楽しめます。
ラインナップには好きな味をセレクトして詰められるもの、500円以内で買える小袋入りのもの、国産ブランドフルーツにこだわった「プレミアムシリーズ」など、内容も価格帯も幅広いので、予算や目的に合わせて選べます。自由度が高い!
個包装だし日持ちもするので(常温保存で約半年)、ちょっとした手土産に最適ですよ。特に女性のいる職場や、社員数が多くてチョイスを間違えると手土産代が馬鹿にならないケース、そもそも何人いるんだかよくわからない贈り先など。
これが差し入れに置いてあったら好感度アップ間違いなし!是非、世の男性陣にも注目してもらいたいスイーツです。もっと幅広い世代に認知されていい味です。
――やはり買うのはご年配の女性が多いんでしょうか?
「そうですね。お中元やお歳暮などのギフトが多いですが、男性の場合は帰省土産やホワイトデーのお返しなどで購入されるようです。」
プレゼントでこれを渡されたら女性は確実にテンション上がりますし、花ゼリーなんて贈られた日には、この人絶対自分に恋してると思いますね。
――今後ゼリーにしてみたい果物は?
「世界中のありとあらゆる果物をゼリーにしてみたいと考えております。」
▲全果物ゼリー化計画!
ちなみに筆者が一番美味しいと思ったのは「パイン」。
パインといえば人工的な香料たっぷりでどぎついものが多い中、これは石垣島のパイナップル農園で、太陽の恵みを存分に蓄えた黄金色の果実にかぶりついた瞬間! あのじゅわ~~っと広がる甘くて濃い果汁に体中が喜ぶ感じ!
ナチュラルな美味しさ震える感じでした。石垣島行ったことないけど。
ゼリー菓子のイメージを変える「彩果の宝石」。
手土産に、差し入れに、お礼に、お詫びに、引っ越しの挨拶に、果物本来の味を感じられる『彩果の宝石』なら、庶民でも優雅なヨーロッパ貴族気分を味わえますよ!
※ちなみに謎の使命感に駆られて、凍らせる、細かく刻んでヨーグルトに入れる、パンケーキの生地に混ぜるのも試してみましたが、どれもコメントしづらい中途半端な感じになったので、食べる際は是非そのままで。
お店情報
彩果の宝石
電話番号:0120-434-233受付時間:10:00~17:00定休日:元日オフィシャルサイト:さいたま発祥のフルーツゼリー:彩果の宝石(さいかのほうせき)オフィシャルサイト※全国の三越・伊勢丹などの百貨店に直営店があります。※この記事は2015年7月の情報です。
書いた人:山口紗佳
ビアジャーナリスト/ビアテイスター1982年愛知県出身、名古屋と東京の編集プロダクションで雑誌や広告、書籍の制作経験を経て、静岡県西部でビール代を稼ぐフリーライターに。休日はオートバイで食材調達ツーリング。ビールとバイクと赤が好き。
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