完全ワイヤレスイヤホンって、種類が多すぎて何を買うべきか迷いますよね。
コスパ重視でマイナーメーカーの製品にするか、思い切って有名メーカーのハイエンドモデルにするか、中価格帯でちょうどいいものを見つけるか...。
先日、筆者はSONY(ソニー)の『WF-XB700』を購入したのですが、これはちょうど中価格帯に位置するアイテム。
候補にリストアップしている人も少なくないと思いますので、1週間ほど使ってみたレビューを書いてみようと思います。
よかったら、参考にしてみてください。
外出先でも重低音が効いた音楽を楽しみたい人へ
ソニーといえば、すっかりスマートフォンに取って代わられてしまった感のあるポータブルオーディオプレーヤーを今でもリリースし続けている数少ないメーカーのひとつ。
『WF-XB700』は、そんなソニーの「音楽系エレクトロニクスメーカー」としてのノウハウをきちんと引き継いでいます。
音に関しては、シンプルに「さすがソニー」。
ただし、重低音仕様というアピールを過大に受け止めてしまうと、期待外れだと感じるかもしれません。
重低音仕様とは、あくまでカナル型イヤホンというカテゴリ内での話。
音楽にとって不利な環境である屋外で聴いても、ドラム音やベース音の存在感を表現してくれる仕様になっているといえば、イメージをつかみやすいでしょう。
ノイズキャンセリング非搭載
『WF-XB700』には、ノイズキャンセリング機能が搭載されていません。
これはもちろん、デメリットだと考えることもできます。
一方、ある程度周囲の音を聴き取れるというのは、ランニングなどで使っていて不慮の事故を回避できるというメリットでもあります。
当然、没入感がほしいという人にとっては物足りないかもしれませんが、カナル型イヤホンなので、ある程度の遮音性は確保されています。
そもそもカナル型イヤホンは、オーバーイヤーヘッドホンに比べれば臨場感に劣ります。
いたずらに音質を求めるよりも、屋外で安全に、気軽に音楽を聴くためのものと捉えるといいと思います。
ノイズサプレッション搭載でクリアなマイク
また、ノイズサプレッション機能を搭載していて、マイクで拾った音に雑音が混ざりにくくなっているところは、ハンズフリー通話の機会がある人にはありがたい仕様。
通話の相手もヘッドセットやハンズフリー機能を使っている場合、条件によってはこちらの声が相手にきちんと伝わらないことがありますが、『WF-XB700』ならかなりクリアな音声を届けることができます。
タフなバッテリーで連続使用時間もたっぷり
専用ケースと左右のイヤホンにはそれぞれマグネットが内蔵されていて、慣れると放り込むようにセットすることができます。
また、バッテリーはイヤホンだけでも9時間、専用ケースと合わせると18時間と、不満を感じることはほとんどありません。
うっかりイヤホンの充電を切らしても、ケースに10分入れておけば、60分の再生が可能です。
またもう1点、イヤホンの操作ボタンが物理ボタンなのも、扱いやすさにつながっています。
静電タッチ式のタイプだと、意図しない誤作動を起こして操作にイライラすることがありますが、これは地味にプッシュしておきたいポイントです。
というわけで『WF-XB700』は、ハンズフリー通話することが多く、屋外でも重低音の効いた音楽を楽しみたいという人なら、ぜひ候補に入れてほしいアイテム。
実店舗で視聴できるチャンスがあれば、ぜひ試してみてください。
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Source: SONY