auの2019秋冬ー2020春モデルが発表された。今回は、先進的な技術を誇るものからスマホ初心者にもやさしいものまで、さまざまな特徴が備わったスマホ9機種がラインアップ。本記事では各モデルの注目ポイントを、各端末の企画に携わるauのプロダクト担当者に聞いた。
auプロダクト担当として、「Galaxy Fold」を担当する堀田久美堀田「「この春の発表で世界を賑わせたGalaxyの折りたたみ式スマホ『Galaxy Fold(ギャラクシー フォールド)』をauで発売することになりました! 折りたたむと約4.6インチディスプレイ、パカっと開くと約7.3インチの大画面ディスプレイで操作できる、スマホとタブレットの良さをコンパクトにまとめたような1台になっています。左の写真が折りたたんだ状態で、通話する際など非常に持ちやすいサイズになっています。裏側にはカメラがついています。そして、右が開いた状態です。」
下の写真のように、折りたたんだ状態の約4.6インチのディスプレイで表示していた地図画面などを、開いてそのまま約7.3インチの大画面に表示することも可能です。
もちろん、大画面の使い方はさまざま。スマホでは初となる、3つのアプリを同時に使用することもできますし、動画の視聴も驚くほど迫力がありますよ!
カメラは全部で6つ。折りたたんだ状態のディスプレイ側にひとつあり、背面に超広角、広角、望遠のトリプルカメラ、そして開いた状態の右上にインカメラが2つ搭載されています。
折りたたんだ状態でディスプレイを見ながら撮影するのはもちろん、開いた状態の大画面でセルフィーや動画撮影ができるので、いろいろなシチュエーションで使い勝手よく撮影できます。
こちらはメッセージサービス「+メッセージ(プラスメッセージ)」の画面ですが、折りたたんだ状態と開いた状態のサイズ感がおわかりいただけるかと思います。
また、この『Galaxy Fold』には、Bluetoothで瞬時にGalaxyデバイスと接続することができるワイヤレスイヤホン『Galaxy Buds(ギャラクシー バッズ)』が同梱されるんです。きっと、これまで以上にスマホの可能性を大きく広げてくれる、すべてにおいてスペシャルな1台です!」
auプロダクト担当として、「Xperia 5」を担当する橋本篤橋本「「新機能も充実しているソニーのハイエンドモデル『Xperia 5(エクスペリア ファイブ)』です。2019年夏モデルのフラッグシップ『Xperia 1』と比べて、横幅が約4mmコンパクトになって幅が約68mm、重量は約14g軽くなって約164gとなり、より持ちやすくなっています。」
ゲームがより楽しくなる機能『ゲームエンハンサー』を搭載。電話の通知をオフにする、カメラキーの無効化、高速連写のスクリーンショット取得など、ゲーマーにとって便利な機能が新たに追加されています。
21:9という縦横比のシネマワイド™ディスプレイ、Xperia 1と同様にソニーのデジタル一眼カメラ・α™シリーズの機能を取り込んだトリプルレンズカメラも搭載。標準、望遠、超広角の3つのレンズで、きれいなボケ感や光学2倍ズーム、ワイドな風景写真も思いのままに撮影できます。
さらに、暗いところでも明るくきれいに撮れる高感度撮影や、『Xperia 1』でも搭載されていた映画さながらの動画撮影ができる『Cinema Pro(シネマプロ)』も搭載しています。ソニーブランドが好きな人やカメラにこだわりのある人にぜひ使っていただきたいですね」
auプロダクト担当として、「Galaxy Note10+」を担当する堀田久美堀田「「Galaxy Noteシリーズの最新作『Galaxy Note10+(ギャラクシー ノート テンプラス)』はカメラがさらに進化して、望遠、広角、超広角に加え、第4のカメラとして『深度測位カメラ(ToF)』を搭載しています。これにより奥行の測定がより正確になり、さらに美しい写真描写を楽しめるうえ、今まで静止画にしか対応していなかった『ライブフォーカス』が動画にも対応したので、背景ぼかしを入れた表現力のある動画も撮影できるようになりました。」
また、マイクを3つ搭載したことで可能になった『オーディオズーム』という新しい機能のおかげで、ズームした範囲の音を強調して録画できるようになりました。
Sペンも進化しています。『エアアクション』といって、ペンのアクションでインカメラやアウトカメラの切り替えができるなど、多彩な操作が可能です。
さらに、手書き文字をテキスト変換するのも、画面をタッチするだけと簡単に変換できるようになったため、Sペンでメモを取る人はますます便利になっています。
また、microSDカードは1TBまで対応するようになり、動画などの大きなファイルでも安心です」
auプロダクト担当として、「AQUOS zero2」を担当する江藤麻樹江藤「「140g台(開発中)という軽さと120回/秒の描画回数(120hz)の有機ELで、滑らかな画面表示を実現した『AQUOS zero2(アクオス ゼロツー)』はゲームに最適なスマホになっています。10億色のOLEDは黒と赤の再現性がとても美しいうえに、本体は140g台というの圧倒的な軽さで、持っているのを忘れるくらい(笑)。そのため、長時間ゲームをするプレーヤーにとっては手が疲れにくく快適に操作できるので、とても魅力的です。」
さらに、ゲーム中は通知や着信を抑止できる機能もあるため、ハイスコア更新を目指すヘビーゲーマーの方にぜひ使っていただきたいスマホです。
OSはAndroid 10で最新機能を使えますし、カメラ機能が充実しているほか、自動画面点灯やスクロールオートといった便利な機能も搭載しています」
auプロダクト担当として、「Xperia 8」を担当する中村智果中村「「『Xperia 1』や『Xperia 5』をギュッと凝縮したような、使いやすさを実現した『Xperia 8(エクスペリア エイト)』です。21:9のワイドディスプレイで、ホーム画面は1ページのみのすっきりとした使い勝手になっています。」
3.5mmのオーディオジャックを搭載しており、au限定でソニーのオープンイヤー型ステレオヘッドセットも同梱しているので、すぐに動画や音楽を楽しむことができます。
Google Oneの100GBプランを6カ月間無料で使えるキャンペーンもあるため、クラウド上のストレージ活用にチャレンジしたい人にもピッタリです!」
auプロダクト担当として、「AQUOS sense3 plus サウンド」を担当する百瀬優子百瀬「「こちらの『AQUOS sense3 plus サウンド(アクオス センススリー プラス サウンド)』は、とにかく音にこだわったモデルです。そのため、音楽や動画を楽しみたい人にはうってつけの1台になると思います。」
Dolby Atmosに対応しているほか、イヤホンとの接続は高音質ワイヤレス方式のaptX HDにも対応しています。
AQUOSシリーズではおなじみの色鮮やかで高画質な「IGZO液晶ディスプレイ」搭載ですが、6インチ液晶としてのIGZOは初めてです。さらに、AQUOS史上最大の4,000mAhの大容量バッテリーを搭載しているため、大画面の美しい映像とサウンドを長時間にわたって楽しむことができます。さらに、au限定でPioneerブランドのワイヤレスイヤホンが同梱されているので、思う存分、クリアな音楽を堪能していただけます。
また、『Xperia 8』同様、Google Oneの100GBプランを6カ月無料で使えるキャンペーンの対象モデルです。動画や音楽などの保存に活用してください」
auプロダクト担当として、「AQUOS sense3」を担当する江藤麻樹。右手に持っているのが「AQUOS sense3」で、左手に持っているのが「AQUOS zero2」江藤「「スマホの知識があまりなく、なにを選んでいいかわからないという人でも安心して使うことができるのが『AQUOS sense3(アクオス センススリー)』。私が左手で持っている「AQUOS zero2」と比べて、右手の「AQUOS sense3」は横幅が少し細くコンパクトで、とても持ちやすくなっています。防水・防塵機能もあるので、少々濡れたりしても安心です。」
また、操作メニューを大きく見やすいサイズでまとめたホーム画面『AQUOSかんたんホーム』を設定でき、下部によく電話をかける連絡先を登録できるのですぐに発信することができます。ほかにも、スムーズに文字入力できるよう変換機能が強化されていたり、顔認証や指紋センサー、自動画面点灯といった、日々スマホを快適に使えるような便利な機能がたくさん搭載されています。
先に紹介した『AQUOS sense3 plus サウンド』と同じく、4,000mAhのバッテリーはAQUOS史上最大容量です。senseシリーズでは初めてデュアルカメラになり、広角撮影も行えるようになりました。電子式手ブレ補正にも対応しているので、写真の失敗も減ると思います」
auプロダクト担当として、「Galaxy A20」を担当する小西雅人小西「「スマホ初心者の方にぜひ使っていただきたい『Galaxy A20(ギャラクシー エートゥエンティ)』です。SAMSUNGさんと一緒に、スマホ初心者向けの機種について議論を重ね、シンプルなレイアウトと大きなアイコンで画面が見やすくなる『かんたんモード』への切り替えが、ホーム画面のウィジェットから変更できるようにしました。また、ハードウェア的にも安心できる防水・防塵機能付きです。」
読みやすい文字サイズを追求したほか、スマホを使いこなすための学習アプリ『auかんたんガイド』を搭載しているので、スマホ初心者の方でも安心して利用していただけると思います。もちろん、LINEも簡単に使えますよ!
フィーチャーフォンからスマホに切り替えたいというときにおすすめしたいのが『Galaxy A20』です。もし、私の父がいまスマホデビューするなら、ぜひ買ってあげたいですね(笑)」
auプロダクト担当として、「BASIO4」を担当する小林幹夫小林「「BASIOシリーズの最新モデル『BASIO4(ベイシオ フォー)』は、シニア世代の方々にぜひスマホを楽しんでもらいたいという思いで開発しました。ターゲットとなるシニア世代の方々に徹底的にインタビューして、仕様や画面デザインを決めました。約5.6インチ、18.5:9という縦横比のディスプレイはこれまでのシニア向けスマホと比べて、文字や写真が見やすくなり、横幅が小さいためとても持ちやすくなっています。」
ホーム画面に時間別の天気予報が表示され、下部には電話やメールのボタンを配置しているほか、キーボードも見やすく、文字の切り替えも非常にわかりやすくなっています。カタカナに変換するのが苦手なシニアが多いということから、カタカナ専用のボタンも用意しました。
また、スマホの使い方を練習できるアプリでは、動画を活用することで自宅にいながらスマホ教室を受講する感覚で学習できます。困ったときのサポートも充実していて、設定などがおかしくなっていないかを判断する、スマホの健康診断機能も搭載しています。
はじめてのスマホでも安心して使えるようにシニア世代の声を反映させつつも、外観はシンプルでスタイリッシュなカッコいい機種になりました」
以上、auの2019秋冬ー2020春モデル全9種類。機種変更を検討している人や、気になるモデルがあった人は、下記のリンクからも一覧を見ることができるので、ぜひチェックしてみてほしい。