旅人ITライター中山です。編集部から毎年恒例の「今年のベストバイ」というお題で依頼が来ました。今年は購入したアイテムがどれも「アタリ」が多く、意外とどれをベストバイに選ぶべきか悩みました。「Xperia 1 II」も前モデルのネガポイントを潰して仕上がってましたし、iPad Air(第4世代)も気に入って使ってます。
結局ひとつに絞りきれず、今年は2つのアイテムを「今年のベストバイ」として紹介します。2つ選んだらそれは「ベスト」なのかという問題はご容赦ください。
というわけで、ひとつめの「今年のベストバイ」はAVIOTの完全ワイヤレスイヤホン「TE-D01d mk2-TQ」(価格:1万4800円)です。電気グルーヴの石野卓球氏監修のこのイヤホン。まずなんと言ってもデザインがイカス。卓球氏のテーマカラー・イエローをベースに、シンボルアイコンも各所に施されていて、どうだいみてくれすげえだろと言わんばかりの格好良さ。まさに、カッコいいことするためのイヤホンです。
TE-D01d mk2-TQ(Amazon)
▲イヤホン本体やチャージケースにも卓球氏のロゴがあしらわれている
▲箱や付属のポーチも同じでデザインで、ファンならずとも全部まるっと取っておきたくなる
さらに音質が良いのもポイント。完全ワイヤレスイヤホンは最近の流行なので、いくつか試していますが、個人的にはチューニングを詰めきれておらず、小さいスピーカーで無理して低音を強調させたり、特性の違いすぎに出る無理がある製品が多く、長時間聞いていると疲れてしまいます。ちなみにイヤホン単体で最大連続11時間再生が可能で、ケース併用で最大120時間再生できます。
ところが「TE-D01d mk2-TQ」はバランスの良いチューニングが施されていて、まったくイヤな感じがしません。それぞれの音質がバランス良くまとまっていて滑らか。それでいて低音が弱いというわけでもありません。このレベルになるよう、自分でイコライジングを調整しようと思ったら、設定がいつまでも決まらず果てしなく終わりがありません。
▲長時間聞いていても疲れないバランスの良いチューニングが◎
音楽は日々のスパイスなので、面倒なイコライジングしなくても手軽にこのレベルのサウンドが聴けるのは素晴らしい。ちなみに原稿執筆時(2020年11月23日)では、追加受注しており購入可能。完全ワイヤレスイヤホンなんてどれも同じなんだっていーじゃんと思っている人に是非試して欲しい逸品です。
TE-D01d mk2-TQ(Amazon)