アップルは7月末にiOS 14.7.1を配信し、Touch ID対応iPhoneのApple Watchロック解除バグを修正するとともにセキュリティ問題にも対応したと発表しています。
しかしiOS 14.7.1に更新したiPhoneユーザーから、通信キャリアの電波を受信できず「圏外」(北米では「No service」)と表示されるバグが起こっているとの報告が多数寄せられています。
これらの苦情を総合すると、iPhoneを再起動しても、SIMを抜いても、さらにはネットワーク設定をリセットしても解決しなかったというものです。アップル公式の開発者フォーラムやサポートコミュニティを見ると、この問題は少なくとも2~3週間前から発生していると確認できます。
たとえばiPhone 11のユーザーは「iOS 14.7.1にアップデートした後、電波が入らなくなりました。キャリアが見つかりません。上画面に圏外の表示が点滅しています」と述べています。それより古い過去モデルのユーザーからも同様の不満が報告されており、たとえばiPhone 6sでは「あらゆる項目のオンとオフを試し、ネットワーク設定をリセットしたにもかかわらず、私の電話は電話ではなくなりました(電話も掛けられず、インターネットにも繋がらない)」といった具合です。
さらに開発者のHugo Maestá氏はTwitterで、自分のiPhone 8は「モバイル通信」ページがまったく空白になって通信キャリアも見つけられないと述べています。
あなたのプライバシー設定では、このコンテンツをご利用できません。こちらで設定を変更してくださいすでにアップルは、iPhoneやiPadで「圏外」または「検索中」と表示されたユーザー専用のサポートページを用意しています。特にiOS 14.7.1に対応したわけではなく、一般的なトラブル対応の域を出ませんが、そこには「サービスエリアを確認する」「iPhoneまたはiPadを再起動する」「SIMカードを取り外す」などの対処方法が紹介されています。
これらの方法は、iOS 14.7.1でトラブルに見舞われたユーザーらが一通り試していますが、結局は「圏外」から復帰できずキャリアの電波をつかめなかった模様です。
まもなく次期iOS 15のリリースが近づくなか、アップルはまだiOS 14.8を開発しているとの噂話もありました。しかし、今回のトラブルは「携帯電話で電話ができなくなる」という致命的な事態のため、近日中にiOS 14.7.2が緊急配信されることもあり得るのかもしれません。
Source:Apple(1),(2)
via:9to5Mac
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