時事ネタ
2021/10/04 17:30
9月30日~10月3日までの4日間にわたって開催されている「東京ゲームショウ2021 オンライン」では、報道関係者やインフルエンサー向けにオフライン会場も用意されている。いつもよりは小規模だが、コナミやカプコンといった常連から初参加のイケアまで、各企業が力作を展示している。イケアについては当媒体でも既報の通りだが、他にも興味深い発見があったので紹介したい。 9月15日に配信されたPlayStation 5(PS5)の大型システムソフトウェアアップデート第2弾では、ついにM.2 SSDによるストレージの拡張に対応した。ゲームタイトルの大容量化に伴い本体ストレージの容量が枯渇しがちなので、助かる人もおおいはずだ。ただ、サイズの要件を満たすヒートシンクなどの放熱構造が必要。自分で取り付けるのは少し手間がかかる。 そんななかで発見したのが、NextorageのPS5対応の内蔵SSD「NEM-PA」だ。ハピネットのブース内にあるアイ・オー・データ機器のコーナーに展示してあった。NEM-PAはヒートシンク一体型M.2 SSDなので、そのままPS5の拡張スロットに搭載することができる。さらに、PS5との互換性も動作確認済みで、パッケージにPS5本体の画像を掲載できるほどの信頼を得ている。 ちなみに、PS5に搭載した場合の読み込み速度は6500MB/sを超えるパフォーマンス。会場で試しに11GBほどのゲームを本体からNEM-PAに移動させたところ、わずか15秒ほどで完了した。実際にNEM-PAを触ってみても、触っていられるくらいの熱さ。PS5の放熱性能と組み合わせることで、問題なく動作するという。PS5の容量不足を補うばかりか、性能も向上することになる。 とはいえ、半導体不足と転売が重なっている影響で、10月1日時点でもPS5は通常価格で入手しにくい状況が続いている。この状況が改善すれば、もう少し周辺機器も充実してきそうだ。(BCN・南雲 亮平)