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サムスンの「Galaxy Buds2」は、ワイヤレスイヤフォンの新時代を象徴している:製品レヴュー

サムスンはワイヤレスイヤフォンの開発において、多くの実践を重ねてきた。実際に『WIRED』US版は過去2年でいくつもの「Galaxy Buds」シリーズの製品をレヴューし、おおむね高く評価してきた。例えば、「Galaxy Buds」「Galaxy Buds+」「Galaxy Buds Pro」「Galaxy Buds Live」といった製品である。

ここで疑問が生じる。最新のワイヤレスイヤフォンの製品名が、なぜ「Galaxy Buds2」なのだろうか。

それは恐らくGalaxy Buds2[編註:日本では9月22日発売]が、これまでに発売されたモデルの“いいとこどり”だからだろう。快適なフィット感とお手ごろ価格はGalaxy Buds+から、デュアルドライヴァーとノイズキャンセリング技術はGalaxy Buds Proから引き継いでいる。すっきりした輪郭と楽しげなカラーヴァリエーションは、豆の形をしたGalaxy Buds Live譲りだ。

このような音とデザインの滑らかなまでの融合は、決して偶然の産物ではない。丸みを帯びた長方形のケースを開ければ、この価格のイヤフォンに当然ながら期待される進化を感じることだろう。アップルのイヤフォンの技術が古びて見えるほどだ。

実際のところ、2019年に発売された「AirPods Pro」より優れているとまでは言わないまでも、同じくらいにいい。Galaxy Buds2を購入するより多くの額をAirPods Proに払うつもりなら、その額で何を買えるのか真剣に考えるべきだろう。

軽くてしっかりフィット

マグネットを内蔵したケースから卵形のイヤフォン本体を引き出すと、先端にはシリコーン製の柔らかいイヤーチップが付いている。耳に入れたときにはセンサーで検知する仕組みだ。

実際に耳に入れてみると軽くてしっかりフィットする感じがして、イヤーフィンは必要ない。ソニーの最新モデル「WF-1000XM4」とは異なり、平均的なサイズの耳の穴だけでなく、小さな耳にも簡単にフィットする。

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IPX2の防滴性能を備えているので、汗まみれになるランニングや室内でのワークアウトにも問題なく使える。アクティヴ・ノイズキャンセリング技術はソニーやボーズほどいいとは言えないが、これまでのどのサムソン製品にも負けていない。イヤフォンから象の鼻のように延びている部分によって密閉性が高まるからだ。

また、専用アプリ「Galaxy Wearable」を使えば、周囲の音を増減させたり、アクティヴ・ノイズキャンセリングのオンとオフを切り替えたりできる。屋外で周囲の音を聞きたい場合などに便利だ。

このアプリで操作できることはそれほど多くないが、イヤフォンのタッチコントロールをオフにできることは本当にありがたい。ランニングしていると、汗でぬれた髪のせいで曲がしょっちゅう一時停止と再生を繰り返すことがあるからだ。

ワイヤレス充電に対応

ケースはワイヤレス充電に対応している。ワイヤレス充電の利便性が最近ますます実感できるようになっているので、このイヤフォンにワイヤレス充電に対応したケースが付属していることは素晴らしい。なにしろ、もう電源ケーブルと“格闘”する必要がないのだ。

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