Surface Duo 2を手にする米マイクロソフト・バイスプレジデントのマット・バーロウ氏
Androidスマートフォン(スマホ)の大画面化が落ち着き始めた頃、有力メーカーが「デュアル スクリーン(2画面)のスマホ」の開発に着手したという噂をきいた。それから数年が経ち、複数のメーカーから実際に2画面スマホが登場した。 今年1月11日、日本マイクロソフトは、デュアル スクリーンの「Surface Duo 2」を発売した。発売から間もない1月27日には、プレス関係者向けにオンラインブリーフィングも開催。特徴やマーケティング施策を米マイクロソフト バイスプレジデントのマット・バーロウ氏が語った。 閉じると5.8インチ、開くと8.3インチのPixelSense Fusion ディスプレイ、Qualcomm Snapdragon 888 5G モバイルプラットフォーム、トリプルレンズカメラを搭載するSurface Duo 2は、さまざまなアプリを2画面で同時利用でき、別売の「Surface スリム ペン 2」と組み合わせると、タブレット端末のような使い方も可能だ。 マット・バーロウ氏は、Surface Duo 2は、1台のデバイスで仕事からプライベートまでフレキシブルに対応でき、2画面でのアプリ同時利用で、インターネット検索しながらのメール作成やカメラで写真を撮りながらのメモ作成、電子書籍の読書などができるため、生産性を高めたいあらゆる人に最適だと、新しさと強みを説明した。特に、コミックや週刊誌は、Surface Duo 2ならオリジナルの紙と同様、「見開き」をそのまま表示できるため、利用用途として特におすすめだとアピールした。 なお、他社の二つ折りの2画面スマホとは異なり、Surface Duo 2は、ヒンジでつないだ設計のため、中央に継ぎ目が生じるが、その代わり、紙の本や手帳に近いスタイルで利用できる。重さは284g。SIMフリーで、eSIMにも対応する。マット・バーロウ氏は、14.4インチタッチスクリーンを生かした斬新な構造で、ラップトップモード/ステージ モード/キャンバス モードを切り替えられる、3月1日発売のWindows 11搭載ノートPC「Surface Laptop Studio」も紹介した。クリエイター向けの位置づけで、1月27日からすでに予約を受け付けている。価格は20万9880円から。Surface Duo 2の価格はストレージ容量によって異なり、参考価格は、128GBが18万4580円、256GBが19万6680円、マイクロソフト公式ストア限定の512GBが22万880円。カラーはグレイシアとオブシディアンの2色。Surface スリム ペン 2は1万5950円、Surface Duo 2 ペン カバーは7920円から。 日本マイクロソフトでは、ユナイテッドアローズとのコラボレーション企画や新大学生向けキャンペーン「サがつく、Surface」といったマーケティング施策を通じ、Surfaceシリーズで実現する、あらゆるシーンでの生産性の向上を訴えていく。
最終更新:BCN