紙の本は一度買ったら海外でも読めるけど、電子書籍はまだ国境にガッチリDRMの壁が…!
アメリカのジム・オドネル(Jim O'Donnell)さんは、図書館の会議で出張したシンガポールでこれを痛いほど実感しました。
Google Playアプリで買った電子書籍をiPadで30冊か40冊持ってったんですけど、出張中、1冊も読めなかったのです。理由は、シンガポールではまだGoogle Playで電子書籍は扱ってないから。
まさかそんなこととは知らず、言われるままアップデートに応じた途端、全部消えちゃったんだそうですよ!?
出張先からこう書いてます。
Android OS対応のGoogle Playも同じ挙動かどうかは不明ですが、遠隔で消されるなんてことがあるんですね…。念のためチェックしてみたら、Google Play利用規約にもこう明示されてました。
結局デジタル書籍は本ではなく「権利」を買ってるってことですね。で、この権利というのが厄介で、目に見えない縛りがイロイロあるのです(海外からKindle和書買うんだってひと苦労、目が回る)。デジタルの世界に国境はないはずなのに。
[Current Liblicense Archive via BoingBoing]関連:
Current Liblicense Archive - DRM follies (via Copyfight)
ERIC LIMER(米版/satomi)
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